第44話 消耗戦

結局今居るメンバーで街の外壁を囲っている魔物に対処する事になったのだが・・・・数が多すぎるな。


ちなみに飛び道具なんか持ってないぞ?


魔法も覚えたばかりで、使った事ねえしな。


「地味に一体ずつ仕留めるしかねえな。あのデカいのは要注意だがな。」


クラン何某のリーダーだったか?がそう言う。


「ま、やばくなれば逃げればいいだろ?」


総勢約30名ほどか?


クラン何某からは20名近い人数が来ているようだし、俺のパーティは3人、それとクラン?になったのか?9名の元チームが来てる。



ま、あの装備なら早々遅れは取らんと思うが・・・・


「犯されたらどうしよう・・・・」


オークだからな・・・女性はやばいか?


「ヘインチェ、その時は自死を選べ。オークの子を孕んだら悲惨だぞ?」


エリーザベトさんがそう言うが・・・・


「心配するな。そんな事はさせんさ。」



あんたらを孕ますのはこの俺さ・・・・そんな甲斐性があるか分からんし、それ以前に男として相手にされるか分からんがな・・・・



「じゃあ指揮してくれよ。」


俺はクラン何某のリーダーにそう言う。


「ああ、任せとけ!取り敢えずだな、女共は気を付けろよ!オークは触っただけで妊娠させる事ができるって言われるぐらい繁殖力が高いからな!」


うげ!なんじゃそりゃ!しかし、あそこにいるのはオークだけじゃないぞ?


そのまま全員である程度かたまって進む。


元チームは二手に分かれて戦っている。


クラン何某は6人ずつ3つに分かれてるな。


さて・・・・行きますか・・・・



ぶっちゃけ装備頼りの攻撃。


3人が3人共LRほぼフル装備だから、剣を振るっただけで魔物が死んでいく。


すげえ!これはあっけなく仕留めれるんじゃね?


そう思っていた時がありました・・・・



・・・・

・・・

・・



「まだなのか・・・・?」


俺は弱音を吐いた。何せ戦って数時間、一向に魔物が減る気配がないからだ。


「仕留めてもどこからかやってきてます・・・・オークの目つきが怖いです・・・・」


ヘインチェはオークのぎらついた目つきが嫌らしい。


「あの逸物もけしからん!我らを孕ます気満々なのだろうがそうはいかん!」


エリーザベトさんは自分を孕まそうとやってくるオークの逸物が気に入らんらしい・・・・


一応腰巻は巻いてるが、明らかに勃起してるなあれ。見たくないが。


因みにオークの睾丸は、妊娠薬として人気があるらしい。


噂ではオークキングの睾丸は、使えば必ず妊娠するらしい。


跡取りを必要とする貴族には特に需要があるらしい。


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