第34話 ラーテート王国・ローテート
「なあ、今更なんだが・・・・俺達が狩場にしているこのダンジョン・・・・それと周辺の街・・・・名前知らないんだが?」
俺は特にヘインチェちゃんに聞く。
何せギルド職員だからな。
「え?ランナルさん、私ランナルさんが何を言ってるのか理解できないです・・・・」
「・・・・へ?あのさ、このダンジョンと、街の名前・・・・?俺知らねえんだわ。」
するとエリーザベトさんが割って入る。
「なあ・・・・よくそんなんで今まで生きてこられたな・・・・」
「だってさ・・・・作者が今まで一度も名前だしてないんだぜ?俺が知る訳無いじゃないか?」
「作者って何ですか?」
「気にしなくていいさ・・・・で、教えてくれないのか?」
「・・・・ラーテート王国のローテートと言う街ですよ?ダンジョン名もローテートダンジョンです。」
・・・・知らんかった・・・・
「しかもここは王国・・・・王様がいるのか?」
「ええ、そうですよ?と言うか本当によくそんなので生きてこられましたね?」
「別に国名知らなくても、このダンジョンとあの街があれば、今まで暮らせてたからな・・・・」
「は・・・・君って奴は・・・・そうだヘインチェ、今から行く街?ダンジョン?は何処なんだ?」
「あ、ええとですね・・・・ここから近いのがポーテートと言う街ですね・・・お芋が名産なんだそうです。」
「それと今回のダンジョンの事は関係あるのか?今から向かうのはダンジョンなんだろう?芋なんぞにかまっておれぬのではないか?」
「相変わらずですねエリーザちゃん。お腹が空いては碌に動けなくなりますよ?」
「そうだな!腹が減っては何とやらだからな!」
「・・・・その前に準備がいるな・・・・装備はこれでいいとして・・・・少しこのダンジョンの下層で狩りをしてから行くか?スキルやらアイテムが手に入れば、それだけ・・・・知らぬダンジョンはリスクがあるからな・・・・」
「今から?大丈夫なんかこのダンジョン?」
「今は落ち着いているようですね・・・・」
「分かったが・・・・3人で行くのか?」
「この装備なら問題あるまい。できれば回復系のスキルやアイテムが手に入ればいいのだが・・・・それに魔法だな。君も魔法は使えまい?私もだよ。」
「私も使えませんよ?」
「魔法か・・・・一寸ロマンを感じるな!」
何故か緊急の別ダンジョン救出?を後回しに自らのパワーアップを、さらに追い求める事に。いいのか?十分装備でいけそうなんだが。
・・・・そして現在下層に居るのだが・・・すげえなこの装備。
どんな敵も一撃だ。
そしてどんどん手に入るアイテム。
Rのマジックバッグが手に入ったから、これで一応3人共マジックバッグを装備できる。
もう一つ手に入ればいいのだが・・・・まあそれは贅沢・・・・
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