第20話 短剣をSSRにする

俺はこの後ドンドン出てきた短剣を投入しなおし・・・・


流石にHRになった頃には・・・・2人は何が起こっているのか理解したようだ。


そして・・・・SSRが出た。


「もういいぞ。」


俺はバレない様に、最高ランクのSSR短剣2本以外は全部仕舞い、見せる。


「SSRの・・・・最高の強さの・・・短剣だ。それも・・・2本・・・だと!」


「本当に・・・・不具合があったのですね?」


「報告してもいいが、再現できなければ意味がない。どうする?」


「・・・・先ほど約束したと思うが・・・・私は、誰にも言わないよ。」


「わ・・・私もです・・・・誰も信じないと思いますよ?」


「あ・・・それと・・・・この鎧と言うか服?男物だろう?これって・・・・女性物はないのか?」


「いや・・・・ある筈だぞ?」


「うーん・・・・じゃあ、あれか?投入した本人の性別やらが反映されるのか?」


俺はこうなる事も想定し、SRの全身鎧を一式用意してある。これらを・・・・エリーザベトさんに投入してもらって確認するか?



「今から・・・・エリーザベトさんには、目隠しをしてもらい・・・・これを投入してもらう。」


俺はHNのマジックバッグにSR全身鎧15個をカバンに入れエリーザベトさんに渡す。


「これを目隠ししたまま投入してもらう。」


「わ・・・・私がするのか?」


「ああ・・・・そのカバンを逆さにしたら、全部投入口に落ちるはずだ。あと、俺がエリーザベトさんの手を取って、ボタンを押すから。」


「わ・・・わかった・・・・」


2人に再び目隠しをしてもらい、投入してもらう。

そしてエリーザベトさんを目隠ししてもらったまま、ボタンを押す。


すると・・・・SSRの全身鎧・・・・確かに女性向けだな・・・・が出た。


そして・・・・2個の月夜を残し、全部仕舞う。


「目隠し取っていいぞ?」


2人は目隠しを取り・・・・


「女性向けの・・・・月夜だな。」


「ええ・・・・やはり2個ありますが・・・・」


「数は関係ない。それは・・・どうだ?あんたら2人とも似たような背格好だが・・・・着用できそうか?」


「え?これを着るのか?今ここで?」


「・・・・いや、宿とかで着替えてくれ。それは付き合ってくれた手間賃だ。」


「な・・・これを・・・くれると言うのか?」


「ああ・・・・エリーザベトさんの防具は・・・・補正値は3だろ?これは5だからな・・・・」


「・・・・礼をせねば・・・・なるまい・・・・こ・・・・これは・・・・やはり・・・・体で・・・払うしか?だが・・・・」


「ちょ!!ちょっと待った!そんなつもりはない!」


「そ・・・そうか?わたしは・・・・その・・・・いいぞ?」


「まてまて!嬉しいがあああ!もっと自分を大切にしろ!」


「わ・・・わかった・・・・」


「あ、そこ!脱ぐんじゃない!」


「いいじゃない?いずれ見せ合うんだし?減るもんじゃないよ?」


「いずれは今じゃない!って・・・うわああ・・・・」


信じられない事に、ヘインチェちゃんはこの場で着替えた。

流石に下着はそのままだが・・・・刺激が・・・強すぎ・・・・・・・・


俺は一瞬意識が飛んでいたようだが・・・・気が付けば、2人共月夜に着替えていた。


あ?俺そんなに気を失ってたのか?

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