第5話 あ、ドロップ品はアイテムばかりじゃねえぞ?

低階層とはいえ、アイテム以外も魔物はドロップする。


それが魔石だ。

魔核ともいう?


魔物の力の源さ。


低階層のは買取も知れているが、何せ俺達の仕事は消耗が激しく、体力勝負。


皆回復アイテムを所持し、その

原動力に魔石を使っている。

所謂魔道具だな。


普通は高価だから、レンタルだ。

一日銀貨5枚。購入すれば銀貨5000枚。大金貨5枚(500万円)だな。


一日銀貨10枚(1万円)もあれば暮らしていける俺達にとって、その魔道具はあまりにも高価だ。

しかも実際の能力は知れている。


あ、この魔道具、ランクはN。

HNやRなんかはもう高価すぎて手が出ない。


まあ、低階層ならNで十分なだが。


それに、魔石は低額だが、買い取ってもくれる。


一個当たり銅貨1枚と激安だが・・・・


そして、本日の終了がやってきた訳だが・・・・


俺のマジックバックは、10種類を各々100個ずつなのだが、今回いいのか悪いのか、同じのがひたすら出た訳で。


で、一応同じショートソードでも強さが1~5なので、これがそれぞれ1種類上手く分類できたおかげで、なんとか5種類各々100本ずつ、つまり一度に500本・・・一人頭50本・収納できたのだが、今回は1回戻った。


で、2回目なのだが・・・・


何時もは4とか5を自分の分として持ってるのだが、今回、何故か均等に残してしまった。


結局最後に残ったのは、15個。

10人で狩ってるから・・・・え?数合わねえじゃねえかって?

それはね、あくまで俺がマジックバックに持てるのが10種類100個ずつってだけで、個人で何個か持てるんだよ。だから、最後には端数が残るんだ。


殆ど皆最終は14本ずつの武器を処分し・・・・今回は凄い!過去最高だな。一人頭100本以上・・・・114本か?


で、俺は100本を処理し、最後に15本残ったのだが・・・・


俺がアイテムを仕分け、皆に渡すので、当然換金場所での換金は俺が最後。



俺がクタクタで中々しないので、


「大丈夫か?ここは安全だからな、俺達先に帰ってるぜ!」


そう言って皆帰って行った。

あ、そうそう、今回ガチャ券が20枚も、もらったんだが・・・・チームで出たHNは、たかが知れており・・・・残念だったらしい。


で・・・・俺の最終・・・・


ありゃ?いつもは残さねえ1と2,3も・・・・あ?これもしかしてショートソード1から5が、それぞれ3本ずつか?


しまったな・・・・なんで1とか2を残すかな・・・?買取価格若干変わるから、皆にばれないか?


そう思ったが、結局皆には1から3を均等に渡しており、ばれなかったようだ。


うーん・・・ならいいか。


俺は今まで15本とか一度に入れた事なかったが・・・・普通は11本だ。

しかも同じのを。



纏めて換金ボックスに入れ・・・・・・・・あれ?なんか変だぞ?


換金ボックスの表示が変だ?


すると・・・エラーと出てきた・・・・は?


一度返却いたします。再度もう一度お願いします。と出た。


で・・・・問題なのが・・・・出てきたアイテムが、俺が入れたNのショートソードではなく・・・・HNのショートソードだったからだ・・・・

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