第5話本当の始まり

今の俺は仲間ができた。アランという一番強い兵士の男だ。


「そう言えば何で俺を選んだんですか?」

「うーんそうだな話しやすかったからかな。」

「そうか!」

「そいえばお前冒険者登録してないよな?」

「まぁそうっすね。」

「じゃあ登録しに行くか!」


そうして俺らは冒険者登録しにギルドへ行った。


「あの~連れが冒険者登録しに来たのですが~」

「分かりました冒険者登録はどなされますな?」

「あっ俺です!」

「はい!お名前はなんでしょうか?」

「プラック・アランと言います!」

「アランさんですね!では本にお手を触れてください!」

アランは鑑定本スキルザブックというこの本は特殊な本で手に触れるとスキルの鑑定をして、ステータスとして表示される。他にも適正職業の鑑定もしてくれる。ちなみにスキルが増えると自動的に更新される。なにかと便利な本だ。


「スキルの鑑定と適正職業の鑑定が完了されました!今から適正職業を表示しますね!」


さてアランの適正職業が気になる所だ。まぁアランは剣士だろう。


職業適正度10選


魔法剣士 100%


剣士 100%


狩人 85%


槍使い 75%


暗殺者 72%


盗人 64%


格闘家 53%


商人 46%


召喚師 40%


魔法使い 32%


俺は驚いた魔法剣士の適正度100%だったからだ。

「おいおいマジかよ?」


「ねぇ!シュライン魔法剣士なっていいよね!」


「いいかもしれん!だが魔法の適性度で決めるぞ!」


「あのぉ魔法適性度表示してください。」 


「はい!分かりました!」


魔法適性度


火属性 50%


水属性 50%


風属性  80%


土属性  45%


毒 35%


雷属性 50%


光属性 100%


闇属性 100%


氷属性 50%


ほぅアランは平均以上の適性度があるな。闇属性が100%か闇属性は適性度が高くても闇に飲まれ暗黒に堕ちる場合が多いとても人間じゃ扱いづらい属性だしかしアランは光属性も100%だ。ならば2つの属性が調和して、闇に飲まれずにすむのではないか?


へぇ俺はこんなに適性度が高いんだなんか嬉しいな。なら俺は魔法剣士になる!

「俺!職業魔法剣士になります!」


「分かりました!じゃあライセンス発行しますね!」


「あの!質問です!魔法とかスキルってどうやって覚えるんですか?」


「それはですね魔法だと魔導書で覚える事ができます!スキルですがまだあまり取得方法があまり判明されてなく、なにかのきっかけで目覚めるか。先天的で持ってるかですね。ほとんどの方は前者ですね。」


「そうなんですね。」


「ライセンスの発行が終わりました!あなたの冒険の健闘を祈っています!」


やっとアランの手続きがおわった。これで俺とアランの冒険者生活が始まった。俺にとってはこれが本当の始まりみたいなもんだ。さてこれからどうしようかな。


プラック・アラン

職業魔法剣士

性別男

スキル 

光完全適応(パーフェクトシャイン) 

闇完全適応(パーフェクトダーク)


「やったあ!スキルがあったよ!」


「おっ本当だ!しかも2つもあるじゃねぇか!でもスキル複製持ちは珍しくねぇぜ。」

 

「なんですか?それ?貶してんのか誉めてるのかどっちなんですか?」

「まぁまぁすまんすまんまぁ俺も2つスキル持ってるし気にすんなよ。」

アランは不満そうにしていた。


「分かりましたこれからどうします?」 


「そうだなぁとりあえずお前の使う魔法属性決めるか。」


「闇属性気になるんですが危ないんですよね。この属性を普段使った魔法使いが闇に飲まれ魔王軍に入った危険な魔法ってよく聞くんですよね。100%でも怖いよなぁ」


「俺に提案があるんだが光と併用すれば問題ないんじゃないか?お前光も100%適合出来るじゃないか。」


「そう言えば俺のスキルの光完全適応と闇完全適応ってどちらも完全に扱えるらしいからいけるか?」


「まぁ風も適合度二番目に高いからこいつを入れて3属性使うか?」


「でも俺魔法なんか使った事ないから魔法って分かんないだよねぇ魔法剣士って剣に魔法付与して戦う役職だしなぁ」


「俺も魔法詳しくないしなぁ魔導書でも買うか。今何Gある?俺は9500Gだけど」


「俺は今全財産で1000万Gですね。」


「今手持ちで1000万Gってどこにしまってんだ?!」


「シュライン知らないの?アイテムボックスだぜ色んな物が収用でき整理もでき取り分けられるこの世界の日用品だよ?しかも無くしても帰ってくるし本人にしか開けられないしセキュリティも抜群!まぁ流石にモンスターとかこれで封印できないんだよねまぁ出来たら今頃魔王何ていないよな。」


あぁそうだこんな便利な存在があること忘れていたぜ。それよりアランの金に驚いたぜいやでも一番強い兵士だから結構いい給料もらってたんじゃ?まぁ知らんけど。


「よし魔導書でも買うか!」


「よし行きましょう!魔道具店にあるんじゃないですか?」


そして俺らは近くの魔道具店に行った。外装は普通の店とは変わらない感じだった。中に入るとそこには魔法に縁がなさそうなどちらかというとパワー系のいかついおっさんがいた。


「よぉ!そこの兄ちゃん達どんなのが欲しいんだい?」


「魔導書がほしいんですけど?」


「魔道書かぁお客さん!運がいいなぁ!今とんでもない魔道書が入荷しちまったんだ!このオールマジシャンブックがあるんだぜ。」

なぜだ?ゾンビの俺を驚かない?


オールマジシャンブックだ!この本は魔法のあれこれが書いている本だ!この本があれば適性度が高い魔法は大体覚える事ができる。まさに魔法使いといったらこれ!魔法使いになりたい者魔法使いの者には喉から手が出るまさに魔法のレシピブックだ!


「あのぉ?オールマジシャンブックってなんですか?」

アランは疑問そうに言った。


「おいおいこの本知らねぇのか?この本は適性度が高ければ魔法が覚えられるとんでもねぇ代物だぁ!」


「じゃあお値段は?」


確かに気になる所だ。


「それはだなぁ1000万Gだぜ!」


「え?冗談ですか高くないすかそれ」


「いやぁお客さんこの本は全ての魔法が入ってるし流通も少ないし買って契約した本人しか字は読めないし複製した時点で呪い殺されるし所々糞仕様なんすよまぁでもこの本求める人は多いのは確かすけどね。」 


「そうなんすかぁ」


「なぁシュライン買うか?」


「仕方ないです買います!」


「よしじゃあ支払ってくれ」

アランは1000万Gを払ったアランの覚悟を思いしった。


「よし!しっかりとあるな!この本を開けてくれ!」


アランはとっさに本を開けた。そこには契約書があった色々制約があるみたいだ。


「じゃあ契約してくれ!」


アランはちゃちゃっと契約を済ました。アランはバラバラ本をめくって見るみたいだが俺には白紙にしか見えねぇ


「おいこれ本当に書かれてんのか?」


「いや普通に書かれてますよ。」


アランには見えてるようだ。しかし俺はなぜ店主に驚かれない?俺はゾンビだぞ?

「あのぉ俺ゾンビなんすけど。」


「そんなのもう知ってるぜもうゾンビの冒険者って町中で有名だぜまぁ生き返ってよかったな!」


そして俺達は店を出たそしてアランの全財産が消え9500Gしか残ってなかった。













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