9分の十は何?
田島春
(all,sum55)
あなたはここまで直行したつもりだろう。
だがそうではない、蛇行しているのだ。
これは解説という物語である。
無粋の無粋、無粋の極み。
あの作品達に仕込んだものを解説するという無粋だ。
まずもって最も重要である事を書く。
女性は1人だ。
あの2つの作品を通して、だ。
これだけで分かって頂ける方も居るだろう、どういう構造なのか。
もう少し踏み込んで行こう、この3つ目となる作品で。
女性だけでなく、男の方の人数も明確にするべきだろう。
最初の作品においては、4人に見えるよう書いたつもりだ。
気付かれた方も多い事と思うが、ここに確定しよう。
その半分が正解だ。
次の作品においても似た仕組みがある。
できるだけ5人に見えるようにしたが、実は少しばかし重複がある。
両作品に登場する男性は計6人、これが答えだ。
その他の些細な仕込みについても少しばかり交えながら解説する。
最初の段落は7行、ただこの数字自体には意味が無い。
8つの段落の区切りを跨ぐ毎に、少しばかしの規則的な変化があるだけだ。
そう、それはあくまでも段落の区切りだ。両者合わせての、段落の区切り。
最初から、物語は9つも無く、単純な時系列に沿っているだけなのだ。
仕込みはまだあり、この作品でもそれは生きている。
そしてそれらを完遂するがために、ここにはもう余裕が無い。
最後に、この作品群には不備があり、十全では無い。それを詫びる。
9分の十は何? 田島春 @TJmhal
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