時雨です
　企画の参加ありがとうございます

良い点
　タイトルなどつい読みたくなってしまうものになっていて良かったです。
　また、文章の読みやすくて物語に入り込みやすいものになっていて良かったです。

ダメな点
　内容の重さに対して軽いと感じる事が多い事でしょうか。
　こういうタイプの物語は主人公とヒロインとのやり取りや変化を丁寧に描いて行くべきだと私は考えます。
　私が読んだ上で無理だなーと思った点を挙げていきます。
　最初は主人公がヒロインに毎日話し掛けるシーンでの会話内容ですかね、何を考えたら恋の話をするのか全く分かりません。
　多分笑わせにきているとは思っていますが、私は笑える事が出来なかったですね。
　心開かせるまでが1番苦労するシーン所なんですよね、だって主人公一人のゴールの見えない戦いなのですから。
　そんなシーンはやっぱり真面目な所をやって欲しかったです。
　だって相手は病院にいて尚且つ喋らないと言われている人です。
　そんな人物に恋の話をするということは、相手の事を考えていないとしか思えません。考えているとしても甘く考えすぎだと捉えてしまいます。
　ただし、これは主観的な価値観なので今回私の友人にも読んで貰いました。
　恋の話の所は笑えるがその後にすぐラブコメみたいな展開に入るのは無理だと言ってました。
　どうして無理かと聞いたら、だって主人公ただ話してるだけで何もしていないしバイトついでに話し掛けるだけで、相手が話し掛けるまで休日でも行くようなことしてないじゃん。

　やはり主人公の軽さがどうしても目立ってしまっています。ただ毎日話し掛けるだけであそこまで行けるなら人生楽だなと感じてしまいます。

　それに人を動かすのに必要なのは自分が先頭を切って動く姿を示す必要があります。

　彼女が前向きになるのに主人公がそのような事をしたと思えるシーンは読んだ限りではありません。

　正直言ってヒロインの強さに救われている主人公だと見えてしまいます。

　勿論ヒロインの強さに救われる主人公は多くいます。ただ、その強さとは主人公が自ら行動してその姿を示し、育てたものです。

　今回の作品ではその過程が弱いのでヒロインの強さに救われている主人公に見えてしまうと考えます。

　ただ、考えて欲しいのはこの意見は一冊の本を読むようなしっかり読むタイプの人の意見であり、1話ごとで読むタイプの人ではないと言うことです。

　カクヨムという場所ではその展開の早さが丁度いいかもしれません。

　ストーリーに入り込みやすいものになっているので良い物語を描いてくれる事を期待してます。

　企画の参加ありがとうございます