第53話 進撃準備

翌日ゆっくり王都を散歩して防具を買い換えて準備をしながら休息を満喫してから、夜は豪華な食事をする

「ジンさん本当にありがとうございました、ジンさんに出会えて能力が倍増出来ました」

美咲が笑顔で言う

「ジン様!私は数十倍になりました」

クレアが笑顔で言う

「私も10倍ぐらいになっています」

サーラが微笑みながら言う

「みんな頑張ったからだな!楽しい日々だが今度は魔王をぶっ飛ばしてやる」

ジンが笑いながら言う

「本当にやりそうですね」

美咲が苦笑いしているとクレアが笑い出す

「ジン様なら魔王より強いから余裕です~」

「ドリー!余り浮かれた事を言わないのですよ!真面目にしなさい・・・・」

ウルがドリーに説教を始めていると美咲が笑い始める

「こんなに楽しいのは始めてです」

美咲が笑いながら言う

「若い内に楽しまないと楽しみ方を忘れるぞ」

「え?・・・クスクスその通りですねジンさんはひたすら魔物と戦っていそうですね」

「その通りだ!ドリーのせいだがな」

ジンが笑い出すとみんな笑い出す

「ジンさんに出会えて良かったです・・・魔王倒しましょう」

美咲がジンを見据えて言う

「そうだな!倒そう!!」

ジンが微笑みながら言うとクレアとサーラは微笑んでいるとドリーが浮き上がり踊り始める


翌朝冒険者ギルドの前に向かうと馬車とベクトルとルシオが待っている

「美咲準備はできたか?」

「勿論です!ジンさんのお陰で足りなかった所解りました、そして、能力も上がりましたよ」

美咲が笑顔で言う

「前にも増して自信が満ちているな」

ベクトルが笑顔で言うとルシオが笑っている


王都を出発して数日後魔王軍の前線近くに到着する

「この前の様にならないように部隊は2つに分けるが良いか?」

ベクトルが真剣に言う

「3つだな」

ジンが言う

「何故だ!」

「ルシオの部隊は左側、ベクトルの部隊は右側で美咲と少数精鋭で中央を突破する」

ジンが言う

「それが1番ですね」

美咲が笑顔で言う

「待て!いくら能力が上がっても中央突破は無理だ!!」

「ルシオ!美咲はクレアより強くなったぞ!ゴブリンなどでは止められない!遠目で見ておけ」

ジンが言うとベクトルが考えている

「何か有ったら・・・ジンお前が戦うのか?」

「美咲の背中は俺とクレアとサーラが守ると言うことだ!帰り道の確保を頼んだぞ」

ジンが笑いながら言う

「悔しいがジン頼んだぞ」

ルシオが悔しそうに見ている

「いや!ベクトルお前も着いていけ!俺が何としても帰り道は確保する!!」

「ルシオ・・・わかった任せたぞ」

ベクトルが真剣に言う

「最後方の守備は任せたぞベクトル」

ジンが笑顔で言う

「ベクトルしっかり見ていなさい!」

美咲が笑顔で言う



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