第46話 勇者美咲
「ジンさんあなたは本当に強すぎます、それにレベルも・・・上限突破するなんて思いませんでした」
美咲が真剣な目で見つめながら言う
「鍛えたからね」
「それに・・・肩の小人は何でしょうか?」
「あ!精霊だよ、森の精霊ドリアードとドリーに水の精霊ウンディーネのウルだ」
ジンが言うとドリーとウルがお辞儀をしている
「精霊!!そんな種族いるのですか?」
美咲が驚いている
「助けて契約が有るからね、戦力外だけどね」
ジンが言うとドリーがガックリしている
「面白いのですね」
美咲が微笑みながら言う
「ほとんど役にたたないけど、マイナス面が大きいね、魔物の大軍に毎日襲われるからね」
「え?魔物の大軍に!!」
「殲滅するのも大変だからね」
ジンが笑いだすと美咲はドリーを見ている
「魔物の大群・・・だからそのレベルまでレベルアップしたのですか?」
ジンを見つめて言う
「そう言うことだ!最初は辛かったが今は楽勝になってきている」
「それはそれだけ強ければ、楽勝になるでしょうけど」
美咲は不思議そうに見ている
「魔物の大軍に襲われたければ言ってください~!すぐに集まってきますから!」
ドリーが笑いながら言う
「え!集まってくる?」
「領域外にいると狙われて食べられちゃいます!!だからジンが倒しまくってくれます」
ドリーが笑顔で飛び言う
「え!・・・・本当ですか?」
「本当だね、サーラもクレアももう慣れたよね」
ジンがクレアを見てから言う
「はい!!ジン様!剣で倒せます」
クレアが笑顔で言う
「こんな幼いのに?・・・・え!!魔法使い!それも90レベル!!」
美咲は驚き声を上げる
「え!90レベルまで上がっているのですか?」
クレアが嬉しそうに言う
「もう少しで転職だな!」
「はい!ジン様!!」
クレアが嬉しそうに笑う
「え!ちょっと待ってください!!もしかして100レベルまで転職しないつもりですか!!」
「そうだ!その方が強くなるからな!」
ジンが真剣に言う
「そんな・・・・もしかしてクレアさんは相当強いのですか?」
「まだまだ弱い!!だからなるべく後ろにいて欲しい」
「そうなのですか・・・え!サーラさんも!」
「この頃戦い方をジンさんに教えて貰いました、けどプリーストを目指しているのでまだまだ弱いです」
サーラが笑顔で言う
「・・・・・・もしかしてルシオより相当強いかも・・・」
美咲は驚きながら考え込んでいる
「美咲はもっとレベルを上げないと苦労するぞ」
ジンが微笑みながら言う
「それは・・・苦労しています・・・勇者の能力で何とかしてきましたが、もう限界に近いです・・・勇者は転職出来ないので・・・」
「え!それは辛いな・・・魔王倒せるのか?」
「え?倒せないと帰れません!!あ!」
美咲は慌て出す
「ならレベルを上げまくって能力を上げるしかないな・・・・スキルも重要だが」
「そうですが・・・スキルは強力なスキルを得たらもう取得が出来ないので・・・」
「あの一撃か?」
「はい、そうですね・・・」
美咲は悔しそうに言う
「あれじゃどうにもならないだろう、レベルを上げた方が良いな!!」
ジンは言うと笑い出す
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