第38話 アクアゴーレム
再び王都を出てウルの領域に向かうとジンは森の繁栄を確認する
「ウル、ゴーレムは一体だけ作れそうだね」
「はい!ジン様!!」
ウルは笑顔で言う
「作ったら反対側の領域側に連れていくよ」
「え?もしかして何かするのですか?」
ウルが疑問に呟く
「ジン様は結界を解いて片っ端から魔物を倒すつもりです!!ゴーレムも強化するつもりだろうから!!」
ドリーが笑いながら言うとウルが驚いて目を見開いている
「そう言う事だな!2人も鍛練が必要だしな」
ジンが笑い出す
ジン達は作ったアクアゴーレムを連れて反対側に行くと結界を解いて集まってくる魔物を片っ端から倒し始めるとクレアはウルに教わりながら魔法を次々と放ちサーラは次々と魔物を倒している
「ジン様魔物がいなくなりました」
ウルが笑顔で言う
「休憩だね、アクアゴーレムは警備に当たってくれるから安心だね」
ジンが言うとクレアがアクアゴーレムを見ている
「ゴーレムを酷使するとは思ってみなかったですがこれなら大丈夫です」
ウルが笑いながら言う
「複数いればもっと戦い方が変わるけどね」
「あ!この領域のアクアゴーレムも使いますか?結界を使えないですが・・・」
「もう少し待とうかな?ウルゴーレムの補修しておいてね」
ジンが笑うとウルはアクアゴーレムを直し始めると魔物が集まり始め、アクアゴーレムは迎撃を始める
「雑魚は任せて能力をあげて貰おう」
ジンが微笑みながら言う
「ジン様大物が近付いて来ました!!」
ウルが言うと大きな蜥蜴が向かってくる
「倒すかな!」
ジンが呟くとクレアが魔法を放ち始めると次々と命中していくとジンは剣を振りかぶるが振り下ろす前に魔法が炸裂して黒い霧になって消えていく
「あ!!倒されちゃった!!」
ジンが苦笑いしながら戻ってくる
「ジン様!!ごめんなさい!!倒しちゃいました!!」
クレアが頭を下げながら言う
「仕方ない!!魔法の良い的だったんだな」
「はい!楽しかったです」
クレアが笑うと後ろでサーラが微笑んでいる
夕方になる
「そろそろ結界を頼んだよ」
ジンが笑顔で言うとウルは結界を張る
「ジン様アクアゴーレムですがかなり能力が上がっています!これなら安心して守りを任せられます」
「ジン様は凄いだからね!!そのうち結界無しで数日戦わせ始めるよ~~」
ドリーが飛び回りながら言う
「本当にやりそうですが、利に叶っております!ジン様は凄いです」
ウルが笑顔でジンを見つめている
「クレアも魔法が上手く使えて良かった」
「はい!どんどん倒します!もっと凄い魔法も勉強します」
クレアが笑顔で言う
「私は役に立たないですね」
サーラが呟く
「怪我するまでは、回復魔法は使えないね、だけど能力が上がればもしもの時に色々出来るように鍛練しよう」
「はい!ジンさん!!」
サーラは微笑みながら言う
3日後全部の領域のアクアゴーレムを使い戦う事にする
「凄い!!」
ウルが言うとゴーレム達は集まってくる魔物を次次と倒しながら戦い時々ウルが補修をして直している
「これなら安心して寝れるかな?」
ジンが呟く
「ジン様やはりまだ5体は弱いので少し様子を見た方が良いですが、雑魚など相手にもなりません」
ウルが笑顔で言う
「明日は隣の領域を奪いに行ってくるかな?防御はアクアゴーレムに任せて」
「あーーーずる!!またずるするつもりだーー!!」
ドリーが大声で言う
「アクアゴーレムに雑魚を引き付けてボスだけ倒すのですね、戦略的で素晴らしいです」
ウルが笑顔で言う
「クレア、サーラ暇にさせてすまないな」
「え!いえ!ゴーレムが味方だと安心できます」
サーラが笑顔で言うとクレアが笑っている
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