第37話 追跡してみた

市場で食料を購入と本屋で魔法に関する本を買ってからウルの領域に向かう

「ジン様誰か付いてきています」

ドリーが言うとジン達は振り返り確認して追跡者の方に歩いていく

「やぁどうかしましたか?」

見つけた冒険者が笑顔で言ってくる

「何か用かな?ずーと付けてきていたからな」「え!丁度稼ごうと思って同じ方向にきただけですが!」

「そうですか・・・・どうぞお先にこの先は沢山魔物がいて楽しいですよ」

ジンが微笑みながら言う

「へ?」

男が言葉を詰まらせてジンを見ている

「どうかしました?別に横取りはしないので好きに狩りをしてくださいね」

「なななっんでもない」

冒険者は歩き出すと魔物を見付けて戦いだすとジン達は見ている


「やっぱり無理して戦うとああなるから気を付けるように」

ジンが呟くと別の方に歩いていく

「ジンさん助けないのですか?」

「横取りしないと約束したからな」

ジンは笑いながら言う

「ジン様だから横取りしないと言われたのですね」

「約束は守るために有るからな」

ジンは笑いながら言うと王都に向かう


暫くすると冒険者は逃げ始めて魔物が追いかけられながら帰っていくとジン達は冒険者を追いかけて王都に入ると男がどこに行くか確認する

「ウル話を聞いてきてくれるか?」

「はい!ジン様」

ウルはそう言うと冒険者に取り付いていく

「あ!これだと相手に知られずに話の内容が解ります」

サーラが呟くとみんな頷いている


「ジン様戻りました、話の内容はやはりジン様が大量の魔石を持ってきたから相当の実力と見て素性調査ですね、見つかって相当怒られていたようです」

ウルが笑顔で言う

「ウルありがとう、そうすると依頼者がいるね」

「はい!ジン様」

ジンは男が出てきたのを確認すると付けていくと冒険者ギルドに入っていくとウルが取り付いて一緒に入っていく


職員と男が出てくるのを待ってジンは微笑みながら見る

「ジン様間違えないです」

ウルが言う

「何故つけさせたのか、教えて貰おうかな?」

ジンが微笑みながら言う

「え!まさか!!バレたのか!」

職員言う

「確定だね」

「あ!しまった!!」

職員が青ざめていくと男は呆然としている

「どう言うことか、説明をして貰いましょうか?つけ狙った理由を!!」

「それは!言えない!!」

職員が言う

「そうですか!冒険者ギルドは冒険者をつけ狙うのが仕事なのですね!!!」

ジンが大声で言うと周りの人達がこっちに集まり始めると職員は震えだす

「何の騒ぎだ!」

「ギルドマスター!!」

職員が青ざめながら言うとジンは微笑んでいる

「何か有ったのか?」

「なななっ何でもありません・・・・」

「ん?本当か?」

「事実は報告しないのは何故かな?人をつけさせて何の調査?ハッキリ言いな!!」

「どう言うことだ!!」

「え!ギルドマスター!何でも有りません!」

職員が青ざめながら言う

「隠すのは怪しいですね、部屋で証拠でも探しましょうかね、ギルドマスター」

「潔癖なら調べても問題ない!」

ギルドマスターが言うとジンは男の部屋に入り書類を探すとギルドマスターに渡すと職員は崩れ落ちて座り込んでいる

「これは!!すいません、職員の不正とは・・・それも暗殺計画とは・・・・」

ギルドマスターは苦笑いして怒り気味に職員を睨む

「冒険者ギルドは本当に信用出来ないですよね」

ジンが苦笑いする

「ジン殿か・・・・あの町の件は聞いたが、狙われない様にしてほしい」

ギルドマスターが苦笑いしている

「え?聞いたのですね、強欲は良くないですよね」

「強欲は身を滅ぼすか・・・」

ギルドマスターが呟くと男が逃げ出す

「捕まえろ!!」

ギルドマスターが叫ぶと冒険者達が取り押さえる

「余罪でも探して処罰はお任せします」

ジンは苦笑いして言うと冒険者ギルドを出ていく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る