第8話 2月8日 チャーター機乗客を励ます声




 インディーズでがんばってるお気に入りバンドがいるんだけど、彼らが出した自主制作CDのジャケ写が、隣町の高校生が撮ったもんだって知ってから、ずっとその人のインスタ追っかけてた。俺より2つ上。今は現役大学生。

 その人が、写真展やるってツイートしてたから、見に行ってみた。



 会場は、古い銀行。今では建物を保存してて、街のイベント事にいろいろと貸し出してるらしい。雰囲気がすげえよかった。


 とにかく青が印象的な写真。

 撮った本人もいたから、話を聞いてみたら、デジタルじゃなく、フィルムなんだと。

 ふぇー、金かかりそう、って驚いたら、かかるから今回の展示は、プリンターで刷ったってさ。会場代も、町の住人でしかるべきイベントなら、町おこしの一環でタダらしい。


 金なくて、機材なくて、でも好きという気持ちと情熱だけで、前へと進んでいく姿勢に、なんか勇気づけられた気がする。



 で、帰りにマクドナルドで昼飯食った。

 隣の席がカップルで、けっ、リア充め、って荒んだ気分になったけど、男のほうがずっとスマホいじってて。

 でまた、けっ、彼女放ってスマホ許されるだなんてどんだけ恵まれてんだよチクショー、って内心毒づいてたら、男のやってる画面に見覚えがあって。



『ワガナハ』でした。同志だったわwww



 初めてリアルでプレイしてる他人見た。っつーか、あれやってんのに彼女いるってどんだけw まじうらやま。いや、ここは俺にも可能性が、と勇気づけられるべきか?w




 八村はマーベリックス戦で17得点。怪我の治りは順調のようでよかった。

 あとすげーのが渡辺雄太。セブンティシクサーズ戦で11分48秒プレーして、今季最多の9得点をマークだって。

 日本人だって捨てたもんじゃねーんだよおらw 




 クルーズ船は新たに3人感染で計64人に。そろそろ潜伏者が出きったか?


 症状がまったく出てない無症状の保菌者からも感染する可能性があるって研究が報告されてて、これって困る。

 元気でもうつるってなんじゃそりゃ。そんなん注意しようがねーじゃん。



 毎日どんどん状況が悪くなってく新型コロナ関連だけど、チャーター機で武漢から帰国して、潜伏期間中の隔離生活に入ってる千葉のホテルの乗客を励まそうと、ホテルの窓から見える海岸に、応援メッセージが書かれたらしい。なにそのいい話。

 日本人はこういうところが心が広くていいよな。





   *





『新型肺炎、潜伏期感染2人に1人 急拡大の一因か、北大推計』


2/8(土) 5:42配信

 新型コロナウイルスによる肺炎患者の2人に1人以上は、症状が出ていない潜伏期間中の人から感染した可能性があるとの推計を、西浦博・北海道大教授(感染症疫学)らのチームが8日までにまとめた。


 潜伏期間中の感染を防ぐのは実質的に困難であるため、これが世界で感染が急速に拡大した一因とみられるという。チームは隔離による封じ込めは難しいとして、医療態勢の充実に重点を移すべきだとしている。


 推計は、中国、タイ、米国など6カ国の政府機関が発表した「人から人へ」の感染例計26組(52人分)を分析。いずれも1人目の患者と2人目の患者の経過が判明しているデータを使用した。




『クルーズ船で新たに3人感染 新型肺炎計64人に、厚労省発表』


2/8(土) 10:23配信

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルス集団感染で、厚生労働省は8日、新たに乗客3人の感染が確認されたと発表した。これまでに船内の有症者ら279人を対象に検査を実施。感染が確認されたのは計64人となった。国内全体で報告された感染者数は89人。


 厚労省によると、脳梗塞などが理由で下船した米国人や、6日までに感染が判明した人の濃厚接触者6人を対象に新たに検査を実施。


 このうち3人から陽性反応が出た。3人は米国籍の70代男性と60代の女性、中国籍の30代女性。米国の2人は同じ部屋で過ごしていた。既に神奈川県内の医療機関に搬送され入院している。




『千葉の帰国邦人に「まけるな!」 滞在するホテルの砂浜』


2020/02/08 17:51

 新型コロナウイルス感染が拡大する中国・武漢市からチャーター機で帰国した邦人が滞在する勝浦ホテル三日月(千葉県勝浦市)の目の前にある浜辺で、8日朝に「まけるな!あと少し!」とエールを送る大きな砂文字が確認された。ホテルにいる日本政府職員によると、市民による激励メッセージとみられる。帰国者はホテルの部屋の窓に「応援ありがとう!!」と書いた紙を張り、感謝を伝えた。


 内閣官房の山口英樹内閣審議官らによると、ホテル従業員が砂浜の文字に気付き、ホテルの館内放送で紹介した。帰国者らは「うれしい」と話したり、浜辺を散歩する市民に手を振ったりする人もいたという。

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