第951話 【番外編】アマビエさん、言い負ける
「ぬおお!」
「お互い様でしょ。お店の迷惑になるからさっさと食べてください」
「ぐぬぬ」
アマビエさんは顔を真っ赤にしていたが、やがて仕方なさそうに自分のラーメンをすすりはじめた。
「やれやれ」
僕はやっとまともに一口目を食べる。白濁したスープだが、見た目に反してあっさりした味わい。細目の麺によく絡んでするする喉に入っていく。
「このゴボウがまた美味しいなあ」
ぱりぱりした食感で、メンマよりも食べ応えがある。こっちではあまりメジャーではないが、二つから選べるのなら僕は間違いなくこちらを選択するだろう。
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