第942話 【番外編】アマビエさん、フィーバーする

「これがヒレ肉ステーキとハンバーグのお弁当。こっちは隣で売ってたザンギですね。そして最後に、北海道ビール!」

「うおおおおおお」


 ツボを的確にとらえたチョイスに、アマビエさんがわき上がった。クタベさんが蹴りを入れ、ようやく落ち着く。


「ザンギって……鳥の唐揚げのことなの?」

「北海道ではそう言うみたいですね」


 アマビエさんの前には十個、他の面子には三個入りのザンギ袋が渡される。


 少ないかと思ったが、袋の中のザンギは予想以上に大きかった。一個が軽く五センチを越えている。


「まだ熱いので気をつけてくださいね」

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