第927話 【番外編】アマビエさん、行方不明
「想像がつきます」
アマビエさんは敬われ、愛されたい自己顕示欲の塊である。討伐対象になるなど、屈辱以外の何物でもなかったはずだ。
「んで、『泳いで帰る!』って言って、いなくなっちゃったんだよ。帰ってきたら、悪いけど連絡くれないかな」
「わかりました」
僕は了承したものの、ちょっと不安になってきた。
「クタベさんの能力で分かったりしないんですか?」
「さすがにイタリアまでは範囲外よ」
クタベさんはため息をついた。
「まあ、妖怪は滅多なことじゃ死なないから、そのうち帰ってくるでしょう。私達は待つしかないわね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます