第914話 【番外編】アマビエさん、追われる
すかさず社長とアマビコさんが後を追う。
「慌ただしいなあ」
そんな人間たちを笑うように、目の前のゾウはゆったりと歩いていた。観客がいるのを理解しているように、外からよく見えるところを歩いている。
「キリンを見た時はすごく大きいと思いましたけど、ゾウはやっぱりそれ以上ですね」
パートさんが感心している。体高もあるし、横幅が全然違うから圧力がこちらまで伝わってくるようだ。どこかの国ではゾウに乗れるツアーもあるというが、僕は怖くて無理な気がする。
横にはもう一頭若いゾウがいて、おやつの草花をむしゃむしゃ食べている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます