第840話 アマビエさん、喜んだ?

「分かりました」


 まず第一段階クリアだ。僕が結果を伝えると社長は喜んでいた。


 三日後に男性は受診し、短時間なら働いてもいいという許可をもらった。これで後は面接さえクリアすれば、仲間が一人増える。




「頑張って欲しいな」


 僕は面接の当日、自分のことのようにハラハラしていた。私情が入るので僕は面接に加わらず、薬局長とクタベさんが担当することになっている。


「今日はよろしくお願いします……」


 約束の時間、肩を極端にすぼめた姿勢で男性がやってきた。



【薬局あるある】面接の人が緊張しているのを見ると、こちらも身が引き締まる。

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