第839話 アマビエさん、役目を果たす

 次の日、僕は薬局長に預かった書類を渡す。


「ふうん……そういう経歴の人なのか」

「かわいそうですよ。雇ってあげたらどうですか?」


 事務の子が味方してくれたが、薬局長は首を横に振る。


「といっても、無条件にってわけにはいかないよ。面接はして、受け答えの感じは見ておきたい」


 それは雇う側として当然のことだった。


「それに、病気なら働いても大丈夫か、主治医の許可をもらっておきたい。その件、面接の前に済ませておくよう言ってもらえるかな?」




【薬局あるある】メンタルで受診している場合は、主治医との連携を大切に。

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