第817話 【番外編】アマビエ・アイ、活動
割ったら中から熱いチョコレートが出てくるケーキ……ほど美味しくはないが、確かに温かいスイーツとしては成立している。
「まぐれ当たりって世の中に存在したのねえ」
チョコたこ焼きを一口かじって、クタベさんがため息をついた。アマビエさんはむっとした顔で振り向く。
「まぐれではない。アマビエアイはあらゆる事態を見抜く」
「はあ?」
「だから侮辱した貴様のたこ焼きをもらう!」
「それ食べかけじゃないの!! あんたどれだけ意地汚いのよ!!」
アマビエさん、少しでも自分の食べる分を増やそうと必死だ。
「……次、焼きましょうか」
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