第818話 【番外編】アマビエさん、戦争を仕掛ける

 妖怪大戦争が起きてはかなわないので、僕は二回目の焼きにとりかかった。同じように焼き上げ、素早く皿に盛る。


「今回も梅干し・苺・バナナの変わり種にはソースなしです」

「ありがとうございます」


 そう言って受け取ったセンセイは、さっそく苺のたこ焼きを口にした。


「そこからいくんですか!?」


 センセイは口元を動かしながらうなずく。


「これも美味しいですよ。甘酸っぱくて」

「バナナも熱くなって、生地と混ざっていい感じだよ。チョコソースがあればもっと美味しいかな」

「さっきのチョコレートと一緒に入れたら……」

「センセイ頭いい!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る