第814話 【番外編】アマビエさん、かぶりつく
かぶりつくとトマトが割れて、酸味のある液体が口内に広がる。
「……あれ?」
意外と美味しい。ピザとまではいかないが、小麦粉とトマトが絡み合ってけっこう乙なイタリアン風味になっていた。
「お兄ちゃん、センセイの提案はすごいでしょ?」
「ケチャップと粉チーズをかけると、もっとイタリア風味になりますよ」
「なんだ、センセイは作ったことあったのか」
「はい。うちにも一台、大きいのがありますから」
あの超おしゃれなマンションにたこ焼き器がある。そう思うと、なんとなく違和感がぬぐえなかった。
「……で、問題はこれだ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます