第810話 【番外編】アマビエさん、たこ焼きを見守る

「天かすや生姜は……入れない方が良さそうなものもあるわね」

「トマトとチョコレートはやめておきましょうか。他はなんとかなりそう」


 クタベさんがその上から天かすと生姜を載せてくれる。僕は生地のボウルを持った妹に合図を送った。


「よし、いいぞ」


 まず妹がたっぷりと生地を鉄板に流し込む。くぼみを超えて、隣同士のたこ焼きが生地で完全につながった。


「ちょっと多いんじゃない?」


 クタベさんが顔をしかめる。アマビエさんも不安そうだ。


「まあ、見ててくださいよ」


 しばらく焼くと、生地の薄い部分からぷつぷつと穴が開き、色が変わってくる。

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