第803話 【番外編】アマビエさん、欲望のまま
レジの前で、すでに妹たちが待っていた。いつの間にかカゴが二つに増え、アマビエさんが一つ持っている。
「何を買ったんだ」
「お菓子を色々」
「たこ焼きと関係ない分は自腹だぞ」
そう言って、もう一つのカゴの方を見る。たこ焼きの粉の他には、唐揚げ、梅干し、トマト、チョコレート、苺、バナナという、地獄のようなラインナップが揃っていた。
「元のところに返してきなさい」
「そんな言い方ないでしょ! 真剣に選んだのに」
「真剣に選んでこの結果になる方がおかしいわ」
僕がため息をつくと、妹が腰に手を当ててこちらをにらんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます