第801話 【番外編】アマビエさん、お買い物中

「トマトとか……」

「なんで!?」


 僕はツッコミを入れたが、誰も真面目に聞いてはいなかった。


「私たちも行きましょうよ」

「あっちのチームの行方が心配でならないんですけど!?」

「それなら余計に、私たちがまともな物を買わないと。違う?」

「……確かに」


 僕は気を取り直して、カートを引いた。たこ焼き用の粉、卵、天かすに葱と紅ショウガ、干しエビ。これはベースとなる具材だ。それにソースと青のり、鰹節を買い足

す。


 ここからが中に入れる物の買い物になる。


「蛸は定番として、あくまで常識の範囲の変わり種となると……」

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