第776話 【番外編】アマビエさん、いつ来るの?

「アマビエさんもすぐに来るってわけじゃないし、気長にやれば?」

「そうですね」

「それはいけませんよ!」


 入り口から乗り込んできたのは、意外なことにヨゲンノトリさんだった。


「また何か売り込みに来たんですか?」

「パンフレットの補充に。ですが、先ほどの会話が聞き捨てならず……つい割り込んでしまいまして」

「お前があんまりバカなこと言うもんだからよ。失笑が止まらんぜ」

「バカなことって……」


 黒い頭の方は、相変わらず口が悪い。


「今までずっとやってこなかったんだろう? 後回しにしたら、そのまま忘れるに決まってるじゃないか」

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