第764話 アマビエさん、注文させてもらえない
……社長が行くっていうから期待したけど、高級中華じゃないんだな。
実際そうだったら僕のお財布が破裂してしまうけれども、雰囲気だけでも味わいたかった。
「あ、がっかりしてる」
「そ、そんなことはっ。僕、ここの餃子大好きです」
「そう? 良かった。お金がない頃はよく来てたんだよ」
全てを見通したような社長の視線を隠すように、僕はメニューを引き寄せた。
注文は、僕がチャーハンと餃子一人前。社長がチャーハンと唐揚げ。そこからアマビエさんに取り分けることにした。
【薬局あるある】
太った人に注文させると、太りそうなメニューが来る。
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