第666話 【番外編】アマビエさん、入れない?
「あ、お手伝いします」
驚いたことに、薬局長の家には炊飯器が三つもあった。何に使うのだろう。
「一つは普通にご飯で、もう一つは煮込み。最後はお菓子用よ」
僕の考えを見透かしたように奥さんが言った。
「炊飯器レシピも結構あって、色々試しているうちにこうなったの。今日は全部、ご飯が入ってるけどね」
そう言って奥さんが開けた炊飯器には、つややかに米が炊きあがっていた。遠目からでも、米粒が立ち上がっているのがわかる。
次の炊飯器には、色々なキノコが入った炊き込みご飯。最後のには、大きな海老が入ったピラフが出来上がっていた。
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