第664話 【番外編】アマビエさん、メリーさんと化す
「アマビエさんも、こういうものを好きになれば太らないのに」
嘆息していると、またスマホが鳴った。
「われ あまびえ いま えきにいるの」
僕はスマホを抱いて、文字通り飛び上がった。
「く、クタベさん!!」
「……どっかの悪霊みたいな真似してくるわね。仕方無い」
スマホの画面を見たクタベさんは、何やらむにゃむにゃと念を唱え始めた。しばらくすると、彼女はすっきりした顔で僕にスマホを渡す。
「一応、この家に邪悪な妖怪除けの結界を張ったわ。これで少なくとも、強引に侵入はされないでしょう」
「そんなことできたんですか……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます