第660話 【番外編】アマビエさん、食べられない
その間に、テーブルのセッティングがすっかり完成している。
「すごい!」
ご飯がテーマだけあって、前菜も全て和食だ。白い豆腐が出汁につかっていたり、紅白のなますがあったり、お刺身に飾り切りの野菜が添えてあったりと、目にも鮮やか。横にある小鉢にはみぞれのかかった揚げ物まで入っている。
これをそろえるにはかなり手間がかかることは、素人の僕でもすぐに分かった。
「最初は日本酒にしましょう。買ってきてもらったビールは、冷蔵庫で冷やしてあるから」
奥さんの言葉に、全員が賛成した。
「では、皆さんの健康を祈願して……乾杯!」
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