第657話 【番外編】アマビエさん、招待されず
南向きの窓から太陽光が入り込み、ベージュを基調とした広い空間を優しく照らし出している。キッチンは扉なしでリビングの右手とつながっており、広い作業台の上には早くもオードブルが並べてあった。
「広いリビングですね」
僕が感想をもらすと、薬局長が笑った。
「僕らは主にここで過ごすから、広めにスペースをとってもらうよう頼んだんだ。だから、一階には他にほとんど部屋がないんだよ」
「でも、ここがあれば他はいらないかもー……」
事務の子は、早くもソファーを見つめてうっとりしている。座ってもいいと言われた瞬間、歓声をあげていた。
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