第641話 【番外編】アマビエさん、しんなりする

「あと、ご飯のお供として、炊き込む系はアリ? ナシ? それでオススメ変わってくるんだけど」

「炊き込みご飯かあ……アマビエさん、どう」

「米は全てを受け入れる」


 アマビエさんは器用に体で○の字を作った。


「OKだそうです」

「じゃあ、タケノコご飯。大好き」

「そうか……」


 センセイが言うなり、アマビエさんが露骨にしんなりした。正直な体である。


「なんかこう……もっと……濃いものがいい」

「出汁がしみてて美味しいよ? 体にもいいし。お金があればマツタケご飯も食べたいって思ってるところ」


 アマビエさんは顎をお腹につけてしまった。

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