第638話 【番外編】アマビエさん、油の信者
「一人暮らしではそう作らないでしょ。今はパックのお総菜もあるけど、やっぱり自分で煮たのが一番いいよ」
「薬局長、角煮とはなんぞや」
アマビエさんが目を輝かせた。
「豚肉の塊を甘辛く煮たもの……って言ったらいいかな。脂身の多いところを使うから、柔らかくて美味しいよ」
「あ・ぶ・ら」
「ダメよ。またヨゲンノトリさんが怒り狂うわ」
目をハートにしているアマビエさんの横で、クタベさんが顔をしかめた。
「そうか、アマビエさんには赤身肉で作ってあげよう。痩せたら脂身も解禁で」
「お肉なら、コンビーフとチーズの組み合わせもいいよ」
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