第611話 アマビエさん、近くにいるはず……
彼は営業職で、価格の見積もりを持ってきてくれたり、欠品や遅延のお知らせをしてくれたり、時には足りない薬を運んでくれる──とにかく、薬局に関して細々と世話を焼いてくれ、卸会社との橋渡しを担うありがたい人である。
「いえ、こちらこそ」
僕はぺこぺこと礼をした。薬が不足するようになってから無理を言ってばかりなので、これでも足りないくらいだ。
「薬局長から連絡をいただいたんですが、いらっしゃいますか?」
「今、ちょっと席を外してまして」
【薬局あるある】
卸の担当者さんは、広い範囲の業務を扱っているのでとても大変。
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