第609話 アマビエさん、生き生き
「さすが薬局長」
「元凶はもう少し反省してください」
アマビエさんは元気そうだった。この個体に、トラウマという概念はないんだろうな。
それにしても、薬局長は誰を頼るというんだろう。その答えがわからないままだったが、僕はやってくる患者さんをさばいていった。
「ふう。だいぶ片付いたね」
いつものことながら、ピークが引くのは午後二時を回ってからだ。薬局長がようやく休憩に入り、先に行かせてもらっていた僕が店を預かる。
【薬局あるある】
忙しい時間帯はなかなか休憩がとれず、お昼の時間が不安定になる。外ランチも稀。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます