第608話 アマビエさん、トラウマを与える

「僕たちはアマビエさんに慣れすぎてしまったね」


 その様子を見ていた薬局長がつぶやいた。


「フォローを入れてもらった方がいいかもしれない」

「そうですね……なんかトラウマになってそうでしたし」


 うなずきつつも、僕は懸念を抱いた。


「でも……僕らは彼からしてみたら、アマビエさんの身内にしか見えないですよね。それでフォローしても、信じてもらえるかな」

「大丈夫だよ。ちゃんとした人に頼むから」


 薬局長が胸を張る。それなら、任せても大丈夫だろう。



【薬局あるある】

 配送さんにもやはり、やりやすい店とそうでない店がある。

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