第574話 アマビエさん、行方不明?

 僕は、アマビエさんの行動の一部始終を話した。


「そんなことになってたのか」

「後でお礼言わないといけませんね」


 事務の子とクタベさんが、お茶を持ってきてくれた。僕は目を見開く。


「……え、後で? アマビエさん、まだ戻ってないの?」


 いくら足が遅くても、三十分もあればこっちへ着くはずだ。慣れない自転車なんか任せて、もしかしたら事故にあったのでは。僕は気がかりになって、外へ飛び出した。


「おー、いたいた。あれがヤクザだ」

「アマビエ……さん?」




【薬局あるある】

 事故までいかなくても、自転車のパンクなどは普通にあること。

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