第564話 アマビエさん、顔芸
「そろそろ接種始まります。よろしくお願いします」
「最初のセット用意しちゃいましょう。こっち、先に監査してください」
「了解です。僕も、あと一本で引き終わります」
それからしばらく、僕たちはばたばたと必要な作業をこなした。アマビエさんだけは途中で飽きてきたのか、モアイ像のように微妙に表情を変えて遊んでいたが、それにいちいちつっこんでいる暇はなかった。
──だから作業がようやく一段落した時、アマビエさんはちょっとすねていた。
【薬局あるある】
接種が始まると、予約が落ち着くまでノンストップ作業となる。
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