第523話 アマビエさん、とぼける
アマビコさんが僕を指さしながら言う。
「僕はもともと、アマビエさんの付き添いで行っただけですから」
そんなに熱意があったわけではない。定期的に通うアマビコさんとは違うのだ。
「そうか! そうだったな、アマビエ!! ちょっと見ない間に、よりだらしない体型になり下がりおって!」
「お前ダレ?」
アマビエさんが真顔で言い放つ。絶対に覚えているに決まっているのに。
「アマビコだあああ!!」
「あ、そうだった気もする」
アマビエさんは、そう言ってのたのたと歩み出した。
【薬局あるある】
痩せるのは茨の道だが、太るまではあっという間。
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