第510話 【番外編】アマビエさん、いつもの生活
「こっそり食べ物がもらえる神とつながりたい。今のやつらはケチだ」
「それくらいは自分で頑張ってください」
とぼけた回答が出てきたので、僕はほっとした。
その翌日、いつも通りに出勤していると、アマビエさんがやってきた。
「……またテレビをつけているのか」
「待合で見る人もいますからね。心を無にしてますよ」
そんな会話をしていると、速報が入った。
『情報番組 ズバズバ! のスタッフに集団感染 クラスター発生か』
「…………」
「……やったな。あの人外」
アマビエさんと僕はクタベさんを見つめる。彼女はにっこりと笑っただけだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます