第496話 【番外編】アマビエさん、見守る

「……ここまでやって、じゃんけんもあれですしねー」

「白黒はっきりつけましょう」

「望むところである」


 意見が一致したので、雑貨屋にくり出した。


 まず、妹のムレルビーアリ。千三百ルビーで買い取りとなり、これが基準となった。


「次は私ですよ~」


 事務の子のオオカブトアルマジロは、千百ルビー。


「うわ、負けたああああ!!」

「残念でしたねえ……」


 嘆く事務の子の横で、センセイは涼しい顔だ。それも当然、アメホノオトンボの売却額は……


「五千ルビー!?」

「めちゃくちゃ高いじゃないですか」

「だって気候限定レアですもん」


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