第495話 【番外編】アマビエさん、全力投球

 僕が淡々と残り時間を告げると、プレイヤーたちが背筋を伸ばした。それからタイムアップまで、キャラクターがひたすら動き続け……


「はい、お終い! 全員、網を置いて!」


 クタベさんの宣言と共に、タイムアップとなった。結局、全員最初に捕まえたレアが一番の目玉である。


「これ、優劣つけるの難しいなあ……」


 五段階のレア度でいえば、ほぼ同等の四種。何によって一位を決めるか、というのが難しいところだった。


「売った値段が高い順で決めれば?」

「それか、じゃんけん」


 クタベさんが理論的に言い、薬局長が運の要素を持ち出した。

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