第491話 【番外編】アマビエさん、狩りまくり

「うーん、ビギナー勢が強いなあ。これは、ちょっと知識を使わせてもらわないと」

「ですねえ」


 遅れをとる形になっていたセンセイと妹が、ついに動いた。


 センセイは地図を広げ、天候を確認する。そして、ざあざあと雨が降っているエリアに向かって全力で走り始めた。


 妹は移動はしなかったが、ごそごそと荷物を探る。そして赤くて美味しそうな果実を取り出すと、地面に置いた。


「こんなこともあろうかと思って、拾っておいてよかった!」


 そう言いながら、妹は果実の前で△ボタンを押す。すると、果実が綺麗に半分に割れた。

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