第483話 【番外編】アマビエさん、参戦

「ははは。残念だったねー、お兄ちゃん」


 妹が手をたたきながら、ソファに戻った僕を出迎える。


「残念だと思うなら、僕の仇をとってくれ」

「任されよう」


 アマビエさん、事務の子、妹が進み出た。今度は、釣りではなく網で生き物を捕らえる対戦だ。


「楽しそう!」

「ふふん、アマビエの実力をみせてくれよう」


 センセイが皆を集め、高性能の網を配る。ここまでは、僕たちの時と同じ流れだった。しかし、違うのはここからである。


「じゃ、場所を案内するから……」

「突撃ー」

「わーい!」

「あ、私は経験者だから心配しないで! また後でね!」

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