第476話 【番外編】アマビエさん、大爆笑

「な、なんでシャツ?」


 ゲーム慣れしていない薬局長とクタベさんが、一緒に首をかしげる。


「外れアイテムですよー。たまに釣れるんです」


 センセイが僕の横で、けらけら笑いながら言う。


「……でも、泳いでましたよね?」

「不思議な水の中でしたからねえ。シャツだって、そこにいれば動くんじゃないですか……おっと、かかった」


 今度はセンセイの近くに魚影がやってきた。流れるような手つきで、センセイがボタンを押す。


「うわ、綺麗!」


 あがった魚をみて、ギャラリーから歓声があがった。「海の妖精 宝石クラゲ」という、なかなかのレアである。

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