第458話 【番外編】アマビエさん、辛党でもある
二人はビールをちびちび飲みながら、鶏肉をつまんでいる。なんだか大人の雰囲気で、僕はうらやましく思った。
「よこせ」
隣でぐびぐびグラスをあけるアマビエさんは、全然理想と違う気がする。
「ぷはー……ゲフッ」
「お行儀が悪いですよ」
盛大なゲップまでついてきた。アマビエさんの口回りに、髭のように白い泡が付着している。
「あ、それいいですね。アクキーになりそう」
「写真撮っとくよ」
センセイが動いた。妹が素早く動き、アマビエさんをカメラに収める。
「後で送るね」
「感謝感謝」
これで少しでもセンセイへの恩返しになればいいのだが。
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