第455話 【番外編】アマビエさん、白米信者
「炒め物も食べないと、冷めちゃいますよ」
「お、そうだった」
事務の子とセンセイはすでに、スパイスがかかった鳥に手をつけている。二人は顔を見合わせて、うなずいた。
「ご飯が欲しいです」
「ですねえ。お酒のあてなら、何もなくていいでしょうが」
結構しっかり目の味付けのようだ。ひとしきり評論した後、先生が立ち上がった。
「少しなら冷凍ご飯のストックがあるので、出しますよ」
「我も食べたいのである」
「カレーのじゃダメなのかしら」
アマビエさんが参加してきた。一旦横の子供をしばくのをやめ、クタベさんが疑問を呈する。
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