第454話 【番外編】アマビエさん、無駄な抵抗
美味しいのは共通だが、各人どうしても好みが出る。女性陣は揚げワンタンを好む面子が多く、僕と薬局長はタレとネギ多めがお気に入りだ。
アマビエさんはあまりに肉ばかり挟むので、途中から箸をとりあげられた。クタベさんお手製の包みを、せっせと食べさせられている。
「クタベさん、お母さんみたいだねー」
妹が不用意に言ったひとことで、クタベさんが険しい顔になった。
「オニババアである」
「ばくばく食っておいてどの口が言いますか。反省なさい」
「ひゃい」
アマビエさんのほっぺをつねっている。怒り方も、お母さんっぽい。
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