第453話 【番外編】アマビエさん、人の言うことを聞いて
「うっまい」
「淡白なお味なんですか?」
「ううん、全然。噛めば噛むほど、鴨から油と味がわいてきて最高だよ」
その顔を見ていると、僕の口の中にも唾がわいてきた。
「私たちもいいですか?」
「はい。順番ですよ、順番」
アマビエさんは許可をとる前に、肉を小皿にとっている。横で、クタベさんが箸でそれをシステムチックに大皿へ戻していた。
「うまーい!!」
僕たちも薬局長に続き、声をあげた。もっとグルメっぽいことが言いたいが、いざとなると単語しか思い浮かばない。
「僕はネギ多めが好きだな」
「私、ワンタン。ザクザクして気持ちいい」
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