第439話 【番外編】アマビエさん、売買を行う
「……そろそろ、魚と生物を売りましょう」
しばらく見とれていた僕は、我に返った。生き物の類いは、雑貨屋でまとめて引き取ってくれる。
『いらっしゃいませ。買い取りですね?』
恰幅の良い男性店主が出迎えてくれる。手持ちから売りたいものを選択し、○ボタンを押せば売買は完了だ。
『これなら……八十ルビーで買い取れるね。どうだい?』
「安いのか高いのか分からぬ」
アマビエさんが首をひねった。
「序盤の金額ですからね。まあ、八千円くらいと考えればいいんじゃないですか」
買える物を頭に思い浮かべながら、僕は答えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます