第429話 【番外編】アマビエさん、木こり

 妖精について、外に出た。来た道を戻り、今度は小さなわき道に入る。木がうっそうと茂る場所に出た。


『わあ、木がいっぱいあるね。斧をあげるから使ってみよう!』

「今度は△ボタンを押してください」


 アマビエさんがボタンを押すと、キャラの前に斧が現れる。それが木にぶつかると──大木がいきなり木材になった。都合がいいが、ゲームというのはそういうものである。


『今は小さい斧だから少ししかできないけど、いいものにすればもっと増えるからね! じゃ、職人さんに家具にしてもらおう』


 妖精に伴われて進むと、ごつごつした山肌が現れた。

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